宿命と運命のシンフォニー
人生には実は「からくり」が施されているというお話をさせていただきました。
もしかしたら人生のシナリオは決まっているのか?
そのヒントとなるのが宿命と運命なんです。
この宿命と運命という言葉
結構、皆さん混同しちゃっているんですよね。
ではどんな違いがあり、そして私たちの人生にどう関わってくるのか?
まず簡単に説明すると
宿命とは、この世における本人に与えられた大きな枠組みで、決してその範疇を超えることがなく、枠組みのなかで人生を過ごしていきます。
運命とは宿命という枠組みのなかで環境やそれに対するありかたで大きく変化するものであります。
ようは宿命は決まっていて変えることはできないけれども、そのなかでどう生きていくかの選択次第で運命は上がったり下がったりするということです。
宿命のもと、さまざまな要素が混然一体となり、運命を作り上げていくのです。
まさにオーケストラの交響曲(シンフォニー)において多くの楽器が1つとなり壮大な曲が奏でられるのと同じように。
ここで宿命に関してもう少し深堀していきましょう。
人は自然が支配する法則に則って、生存しているため自然の摂理からはずれて存在することはできません。
自然界にはその法則をもとにさまざまな営みがあり、その役目に従い生存しています。
すべてのものが自然界の法則のもと、必要不可欠の存在となり、それが調和のとれた世界を作り上げていると考えるのです。
人は自然界のエネルギーの一部を皮膚という組織でコーティングした、自然界エネルギーの一部と考えます。
そのエネルギーにより定められたものを宿命と呼ぶわけです。
人それぞれが自然界のエネルギーが複雑に混じりあった配合のため個々に違った宿命を持つこととなります。
結果それがバランスをとり調和が生まれるわけです。
それぞれに役割ができるということですね。
宿命は各々が持つ変えることのできない自然のエネルギーの法則の一部であるというわけですが
もしそれを逸脱したことになれば、バランスを乱すものとして自然から淘汰されることとなります。
逆に宿命に沿った生き方をすれば、自然界で必要とされその一部となっていくわけですね。
人間社会でいえば、誰か(何か)に必要とされ活躍していくわけです。
大事なことはこの世に存在している時点で誰か(何か)に必要とされてない人はただの1人もいません。
このサイトのメインテーマである自己プロファイリング(自己分析)はまさにこの宿命を解き明かすものになります。
個々の気質、考え方、行動、タイミングを自ら知ることで自然の法則にあった生き方を選択することが可能になるのです。
まさに本来の自分が設定したキャラクターを知ることとなるのです。
運命に関しては次の章でお話します。
宿命と運命のシンフォニー つづき
今回は運命について少し深堀していきます。
宿命とは変えることが出来ない、個々が持つ自然界のエネルギーという話をさせていただきました。
その宿命で気質、考え方、行動、タイミングが決まってくることも
変えることが出来ない宿命に対して、変えることが出来るのが運命になります。
日頃、起きていることはこの運命よる結果となるわけです。
では運命はどう決まっていくのか?
ここにふれていきます。
運命を表す公式があります。
(宿命+環境)×自らの反応=運命
これが基本的な考えとなります。
運命は環境により雲泥の差となって現れるのです。
例えば本来の宿命(キャラ設定)が競うことで能力を発揮できる気質をもっているかたは、ノルマや超えるべき目標があると俄然、もえて能力を発揮し、逆にこの気質がないかたは、ただただそれがストレスにばかりになってしまいます。
ゆえに自分の宿命(キャラ設定)にいかにあった環境に身を置くことができるかが運命を大きく好転させるポイントとなるのです。
ところが大抵の場合、自分の宿命にあった身の置き方ができず悩むかたが多いのではないかなー?というのがたくさんのかたのお話を聞いて実感するところです。
では、ここでいう環境についてもう少しふれてみます。
まずこの世に生を受け、最初の環境というのが親になります。
親の存在や育て方がその子の環境になってくるのです。
兄弟ができれば、それも環境になりますし、友達ができれば、それも環境になります。
もちろん空間(場所)も環境になりますね。
自分に関わる、すべてが環境になるわけです。
そのそれぞれの環境が複雑に自分の宿命と反応を起こし運命が稼働していきます。
これもあって、単純ではない、一筋縄ではいかない人生となっていくのです。
「まあ、色々ありますよね!」
実際、運命が稼働するにあたり環境のほかにもう一つ重要な要素があります。
それが自らの反応です。
じつは僕が学びました運命学では
の「〜」のところには「行動」であったり「努力」であったり「あり方」であったりと先生やその道の専門家のかたにより表現が少し違っています。
僕はこれまでのいろいろな分野での学びから得た答えからここの部分を
自らの反応と表現させていただきました。
(あえてこの表現にした理由についてはまた改めてお伝えします。驚くべき理由があるのです!)
話をもどします
宿命と環境によりさまざまな出来事が目の前に展開していきます。
その時、自らがその出来事に対してどのように反応したかによって、自分自身の意思決定であったり、実際の行動が決められていきます。
これにより運命が展開していくわけです。
さらにタイミングが非常に大事になってくるのですが、これについてはまた別の章(人生のタイミング)でお話させていただきます。
川を見たとき、流れにのって進むか、流れに逆らって進むか。
当然、川の流れにのって楽に進むべきです。
楽にというのは怠けるという意味ではなく、常に気持ちを楽にしてという意味で。
気持ちを楽にしていれば、物事を俯瞰した広い視野で眺めることができます。
そうすれば、流れの先にある障害物を早い段階で回避し、常に目の前にある本来の自分が目的としている体験をしたいことに集中できるのです。
反対に流れに逆らい、泳ぐことで精一杯であれば、気が付けば障害物は目の前で避けることもままならず、進めど進めど前進もなく、本来の自分を見失っていくことになります。
自己プロファイリングにより自分の宿命を知り、環境のプロファイリングをすることで環境との関わり方がわかれば運命をスムースに運んでいくこととなるのです。