結果に振り回されてませんか?〜すべては貴女の糧になる〜
結果がすべて、特に仕事やプロスポーツの世界で言われている言葉ですよね。
確かに結果を出さなければ評価はされない、厳しい世界。
でもその人の人生においては、結果よりその過程がとても大切であると僕は思うのです。
結果が良くても、悪くてもその過程を大事に歩まれれば、その先は明るいのです。
結論からいえば、目の前の結果にとらわれ過ぎてしまうとその後の長い人生にも多大な影響が出てしまうということ。
今回のテーマは結果に対する、自らの反応です。
ところで皆さんはスポーツ観戦はお好きですか。
僕も昔から運動は大好きなほうだったので、スポーツを観るのも大好きです。
とは言うもののもっぱらテレビですけど(;^_^A
固唾をのみながら応援するのがたまらなく好きです。
先日、冬季オリンピックで羽生選手が4回転半を実現するべく本番に挑みました。
本当に美しい演技で回転しているところなんかはブレもなく、素人ながら芸術的だなーといつも拝見してました。
実は遡ること4年前、前回のオリンピック直前に練習中のアクシデントでケガをした時に羽生くんのプロファイルをしたのです。
その結果が良くない年だったことが判明して、万が一、出場しても思うような結果につながらないか、もしくはケガを負いながらも2大会連続金メダルという偉業を成し遂げるかのどちらかだなーと。
もし偉業達成となれば、その反動は大きく、思い残すようなかたちでの引退もありうると分析してましたので、あまり無理をしないほうがいいんですねと、当時のネイルのお客様にお話をしていました。
やはりその後、なかなか思うような結果が出ないことが続きました。
しかしここはさすがの羽生くん。4回転アクセルを達成するという目標と共にオリンピック出場の権利を獲得し、もしかしたら羽生くんほどの人だったら宿命すらも変えられるのかも。「皆さんのためにも成功させたい」という言葉にも可能性を感じながら、なんとも複雑な気持ちでテレビの前でその瞬間をむかえました。
結果はやはり、報われず.....
しかも氷にあった穴に引っかかるアクシデントなどもあり、悔しさは相当なものだったと思います。
何と言っても4年間、死ぬほど練習をして準備をしてきたものがその穴一つで台無しになる。
常人には想像がつかないくらい悔しかったはずです。
しかし、現実をしっかり受け止め翌日、4回転アクセルにも挑み、出た結果にも悔しい気持ちを抑え、「すべてをやり切ったと」気丈にコメントしていた羽生くんの姿、まさに人格者の姿を感じました。
僕のメソッドの核になるところなのですが、大事なことはその1つ1つの出来事にどう自分が反応するかでその後の人生が自動的に決まってしまうということなんです。
そしてそれまでの過程で納得できるまで向きあえていれば、悔しいけど清々しいものになります。
この感覚が人生をよりいい方向に向けてくれるんですよね。
そして羽生くんは何かに挑むことが宿命なので、辛いながらも生きている実感があったはず、そして皆の喜んでいる姿をみて自分も喜べる宿命でもあります。
すでに羽生くんはスケート選手の枠を遥かに超えたかたでしたが、今回の経験とそれに対する自らの反応により、さらに人に大きな力を与えてくれる道へと進んでいかれると思いました。
まずはゆっくり休んでいただき、これからの羽生くんが選択する道を応援しております。
一見、残念な出来事でも長い人生で見たときは
「あの時、あれで良かったんだ!」
と思える時が絶対に来るのです。