お子さんに教えるべきたった1つのこと知りたくありませんか?
結論からいいますと人を素直に称賛できる、応援できる心を持つことです。
この逆をいえば、他人と自分を常に比べ、妬み、足を引っ張ろうとすること。
この気持ちを持っている以上、決して幸せにはなれません。
実は脳は、外の情報をすべて認識はしていません。
自分にとって重要と思うものしか認識できないようになっているのです。
よく考えたらそうですよね。
街を歩いていて、すれ違う全ての人の顔や看板など1つも残らず認識し記憶していたら頭がパンクしてしまいそうですよね。
このように脳は本人に必要なもの以外は目や耳に入っていてもスルーして調整をしています。
例えば、子供の塾やお教室を探したりしているタイミングのときなどに街を歩いていると、こんなとこにも塾があったんだって意識してはなかったけど発見することが多くなったりします。
皆さんも気になるものがやたら目に付く経験ありますよね。
これはもともと脳に備わっている機能なんです。
この機能をもとに先ほどの話に戻ると、妬みや嫉妬などに意識が行くようになるとそれをもとに世の中を認識するようになっていきます。
そうすると行動がそれに引きずられ、目の前にそういった問題が起こりやすくなるのです。
今の現状から逃げ出したく環境が変わればと思い行動を起こしたとします。
確かに状況が改善されることもおおいにあります。しかし本人自身も変わっていかないとまた同じようなことが起こってくるのです。
自分にとって「やだな〜」と思っている人と離れても、不思議とまた違う人がその役目で現れてくるのです。
自分自身がその状況を引き起こしてしまう選択や行動をしてしまうのです。なので心の持ち方が重要になるんですね。
人を妬めば、その状況が続いてしまう、これを避けるためにも人を素直に讃えられることが大事になるのです。
これがまず1つ目の話になります。
そしてその次
僕が初めて、人を称賛している姿に感動を覚えたのがまだネイリスト全盛の時、よくネイルのコンテストに出場していたのですがその時に誰よりも大きい拍手で受賞者を讃えていた1人の男性の横姿を見た時でした。
話が少しずれますが僕自身、本当の意味でネイルに熱中したキッカケがネイルの専門学校の卒業間際、当時アメリカがネイルの本場ということでロサンゼルスに研修旅行に行くのがスクールの毎年のイベントでした。
大きな規模のビューティーショーにも参加し、その時、初めてネイルのコンテストを間近に見る機会がありました。
参加者を見まわすとなんと男性のネイリストが1人いたのです。
その瞬間、僕の頭はその男性ネイリストにロックオン状態
「コンテストに出場しているなんてカッコいいー!」
どうしても気になってしまい、コンテスト後に関係者のかたに紹介をしていただきました。
そうしたらなんと数あるコンテストの1位を総なめにしているチャンピオンだよと紹介されました。
「男性ネイリストがチャンピオンなんだ!」
この時の衝撃と興奮は今でも忘れられません。
そして出来上がった作品は今までの自分の概念がガラッと変わってしまうほどの美しい作品だったのです。
その瞬間、「この人を目指そう」これがその後のネイリスト人生のモチベーションになっていったのです。
そうこの時のチャンピオンこそが僕が目にして感動したコンテストの受賞者に惜しみない拍手で讃えていた横姿の男性なのです。
おそらくこれまで数えきれないくらいのコンテストに挑戦しつづけ、大変な努力を重ねてきたに違いありません。
その努力がわかっているがゆえ、他のかたに対してもリスペクトする気持ちをもてているのでしょう。
チャンピオンでありながら天狗になることなく、そのような振る舞いができる人間性
その後、このチャンピオンは自らの経験からコンテストでも使いやすいネイルの材料のプロデュースをしたり、技術の指導をしたりと多くのネイリストが憧れ、皆から支持されるかたとなっていきました。
もしかりにどんなにコンテストで1位をとっていても、他の人を応援ができない人は、応援をしてもらえませんよね。
この世は決して1人では生きていけません。そして何か目標が決まったとき、それを応援してくれる人がいるのと、いないのでは実現するうえで大きな違いになってしまいます。
お互いに応援しあえる、そんな心を育んでいける仲間がいる環境が大切ですよね。