子供は環境で育つ 〜親はそのサポーター〜
お子さんの性格形成に関わる要因の割合をまとめた研究論文の話を以前、聞いたことがありました。
その要因は以下の3つ
1,遺伝的要素
2,親のしつけ
3、友達などの外的環境
さてこの3つの要因のうちの割合は何パーセントずつくらいでしょうか?
ちょうどいいので皆さんも考えてみてください。では1分間のThinking Timeスタート
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正確な数値は忘れてしまったのですが、ざっとこんな感じだったと思います。
1,遺伝的要因が30%
2,親のしつけが6〜9%(一桁台)
3,友達などの外的要因が60%
なんと親のしつけが一桁台なんです!
ビックリしませんか?
まさかこんなに低いとは・・・
しかし1桁台とはいっても親の影響力は大きいと僕は考えています。
特に幼少期など親と一緒にいる時間が長い時期などはやはりこの時の影響は大きいです。
そして直接的なしつけの他にも子供は親の普段の振る舞いなどをよく観察してますから、やはり親の影響は多大です。
それでもこのデータの友達などの外的要因の割合の大きさはなかなかの数字ですよね。
じつはこのデータを見たとき、まさに僕が取り組んでいる自己プロファイリングやRXRメソッドの理論がそのままあてはまっているな〜、と思いました。
宿命と運命のシンフォニーの章でお話しましたとおり、その人の人生の歩み(運命)は
(宿命+環境)×自らの反応=運命
であるとお話させていただきました。
宿命と運命のシンフォニーの章もあわせてご参照ください。
この式の宿命にあたるところを遺伝的要因に当てはめることができます。(宿命のすべてが遺伝的要因ではありません)
そして環境のところ、これが親も含めた外的要因
これに本人がどう反応していくかにより、人生が稼働していくわけです。
本人の出来上がった性格により、人生が変わっていくわけですよね。
ということは、外的要因はかなり大事な要素になるということです。
これは僕自身、娘を育てる過程でもこれまでかなりの回数感じてきたことです。
友達、学校や先生、習い事など関わる人や環境で相当の影響を受けてきました。
ではどんな環境がいいのか?
これに具体的な1つの答えはありません。
なぜなら人によって宿命が違うからなんです。
ですのでいえることは、より本人の宿命にあった環境に身を置くことなんですね。
自己プロファイリングにより本人の気質を割り出すことができます。それにより現時点で表出している気質、まだ隠れている気質などを読み取ることが可能になるのです。
特にまだ表出してない気質などはこれからの環境により稼働するかどうかが決まってきます。
本人にとって生きやすい人生にするためには、もっている気質を思う存分つかい能力を発揮すること。
そのためにもこの気質が稼働する環境へ進ませてあげることが大事になるのです。
親の役目はそのサポートなんですね。
そういう意味では親の存在は大きいのです。
親の気にしがちな世間一般の評判や評価はまず、一旦置いておきましょう。
まずはお子さんのことを客観的によく理解すること。
親の価値観で一方的に考えたレールに乗せるのではなく、お子さんにあう環境に進める選択肢に対応できる準備が大切なのです。